秘密その@
      カツオには疲労回復の効果がある?
泳ぎ続ける鰹

 生まれてから死ぬまで、休むことなく泳ぎ続ける鰹。
 逆に言うと泳がないと死んでしまう魚が鰹。
 一生休むことなく泳ぎ続けられるのは、鰹の持っている「カルノシン・アンセリン・ヒスチジン」が大きく影響していると言われています。
この成分が泳ぎ続けるカツオの疲労を回復させているらしいのです。

 毎日、毎日、泳ぎ続けても疲れを知らない鰹の元気さが、鰹を食べ続けている土佐の漁師さんたちの元気さと関係があるのではないか?
だったら、人も鰹を食べることによって疲労が回復されているのではないか?
 そんな疑問を、黒潮町と高知大学が協定を結んで、水揚げされた鰹の成分の研究を続けています。

 また、全国的な組織としてカツオ学会を立ち上げて、鰹漁に関わる様々な問題を話し合う組織がつくられカツオ漁業の盛んな各地を回って、研究発表を行っています。


鰹の町黒潮町

黒潮町には全国一といわれる鰹一本釣りの船団、明神水産があります。

 また、新鮮な鰹を自分で「さばいて、焼いて、食べて」を体験できる黒潮一番館もあります。

そんな鰹の町黒潮町にある大方高校の授業の中から生まれたのが「カツオたたきバーガー」です。

大方高校では、2年生の総合的な学習の時間に、自律創造型地域課題解決学習が行われています。
 この授業では、地域の方々から様々な課題が出されます。「あかつき館の入館者10万人を目指せ!」
「オリジナルジーンズを作ろう!」等、生徒たちは選んだミッションに一年間取り組みます。

 そんな中、平成21年度の学生と黒潮町雇用促進協議会・ひなたやとで開発したのがカツオたたきバーガーです。
この取り組みは翌年、平成22年度第25回高知県地場産大賞「次世代賞」を受賞しました。
秘密そのA
 
カツオたたきバーガーを食べるには好奇心が必要!
  
 ひなたや食堂でカツオたたきバーガーをご注文になるお客様は、とっても勇気を持っている方です。

お客様の行動パターン
まず、こう考えます。


1、メニューを見て、何これ?
2、生のタタキがパンに挟まっている?
3A、気持ち悪るい!(否定)
3B、本当に生のタタキが入ってるの?(不思議がる)
4A、こんなもの食べられるわけない!(拒絶)
4B、本当に食べても大丈夫?(好奇心)
5B、注文してみよう。(ゲテモノ食い)

この時点で、バーガーを食べる方と食べないお客様に分かれます。そして、目の前にバーガーが出されると・・・

1、左右から何度も見つめる。
2、袋の中のパンをめくって、本当に生のタタキが入っているか?確認する。
3、もう一度バーガーを眺めて、手に取る。
4、勇気を振り絞って一口小さめに食べてみる。
5、ゆっくり、ゆっくり召し上がる。
6、うんうん、うんと首を前後に3回振る。
7、大きな口をあけて、中のタタキまでをがっつりと食べる。
8、うん、うんと納得し安心したようにうなずく。
9、口の周りについたタルタルソースをぬぐいながら、一気に召し上がる。
10、意外に旨いと安心する。

 何事にも挑戦する勇気がないと「カツオたたきバーガー」って食べにくいみたいです。

大西黒潮町長と尾崎県知事が初めて「カツオたたきバーガー」を食べています
秘密そのB
 
カツオたたきバーガーの開発者たち
 カツオたたきバーガーは大方高校生の男子、澳本くん、谷淵くん、森くん、朝比奈くん、宮地くんと雇用促進協議会に在籍中の山中さんが開発者です。
 最初は、マヨネーズにオリーブオイルをミックスして野菜とタタキを挟んだものでした。これがなかなか予想外の旨さで、食べて頂いた、勇気あるゲテモノ食いに人気となりました。

何度か試食を繰り返し、黒潮町の大方の秋祭りで販売。
地元でも、予想外のメニューの為か、恐る恐るのお客様の購入でしたが、食べて頂くと評価は180度違うもので、「美味しい」という評判でした。

気を良くした、彼らは、佐賀の戻りガツオ祭りにも出店。好評を経て、本格的な地元販売を計画します。

しかし、カツオのタタキが生のままはいったハンバーガーを店のメニューに加えるお店はまだありませんでした。

メニュー開発に関わっていた「ひなたや」としては放って置くわけにもいかず、板長に相談。
こうして、パンの固さや、ソースの見直しを含めて、ひなたやオリジナルのカツオたたきバーガーの開発に乗り出しました。

お客様は、気持ち悪がってあまり注文もありませんでしたが、「こんなに美味しく出来ているのに、お客様に食べて頂けないのはもったいないとイベントでの販売をしたり、店内ではスタッフも声かけを続けました。

そんな、こんなで、想像したのと全然違って旨いという客様の口コミもあり人気が出始めました。


22年の8月28日にはNHKのクイズでGO!の取材を受け、その年の高知県地場産大賞次世代賞も頂くことになり、生徒も関係者も喜んだことでした。

21,22年と取り組んだ男子生徒達も無事卒業してそれぞれの道に進みました。そして、地域には彼らが残したタタキバーガーが残り、地域の特産品としてその地位を築くため、がんばっています。

卒業した男子生徒もタタキバーガーの名前を聞く度に、ふる里黒潮町を思いでしてくれると思います。

みんなぁ〜元気ですかぁ〜!
黒潮町もひなたやも一生懸命タタキバーガーをPRしています。
みんなの創ったカツオたたきバーガーは黒潮町の郷土料理になってきましたよ。

みなさん美味しいって食べてくれました。
石ちゃんからはもちろん出ました「まいう〜!」
秘密そのC
 
カツオたたきバーガーを銀座でPR
高知県地場産大賞のその後
23年度春、大方高校の総合的な授業で、「タタキバーガーを銀座で売ろう!」という全国進出のミッションが出されました。
このミッションに挑戦したのは、6人の女子高校でした。
この中には、開発者だった、男子生徒の取り組みを見ていた生徒もあり、もっとPRしたいと取り組んでくれました。

しかし、学校にも6人の生徒が銀座まで行く予算はありません。
道の駅ビオスの創業祭で出店してバーガーを販売したり、龍馬ふるさと博で販売したりと資金集めに奮闘しました。

しかし、東京へ行く予算がその程度では集まるはずがなく、黒潮町に相談。
まるごと高知で黒潮町のPRをするということで、黒潮キャラバン隊に任命され、念願の銀座でバーガーを売る!というミッションが叶いました。

ご協力いただいた皆さんには感謝、感謝です。

たくさんの方に試食していただきましたが、最初から「こんなおかしなもの食べられないわ」という方もあり、食べていただくまでの難しい商品であることを実感。
でも、食べていただいた方は、大絶賛。
きもちを新たにがんばりました。



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